【報告】11.9 由利本荘暮らしミーティングを開催しました♪

秋田県の伝統的工芸品に指定された「本荘こけし」の絵付け体験を通して、本市の歴史や暮らしぶりに触れてもらおうと、『由利本荘暮らしミーティング』が11月9日(土)に東京都で開催されました。

会場は中央区京橋の「アキタコアベース」。ここは、あきた暮らし交流拠点センターとして、首都圏における移住と就職に係るワンストップでの相談対応や、各種交流イベントなどが催されています。

今回参加したのは、東京近隣からいらしてくれた30名。午前の第1部は年中から中学生までが対象(帯同家族の参加も含む)で、午後の第2部と第3部は高校生以上が対象です。

初めに参加者全員がそれぞれ自己紹介を行い、その後は由利本荘市の概要についてクイズを交えてご紹介。なんとなくその場が和んだところで体験準備の完了です。

体験で講師を務めるのは、地元由利本荘市出身で本荘こけし工人の齋藤祥子さん。本荘こけしのルーツや特徴、伝統柄などの紹介、絵付けの手順について齋藤工人から説明があった後、いよいよ絵付け作業のスタートです。

先ずは自分の描きたい表情や絵柄を決め、下書き用紙に書いたり、木地に直接下書きしたりしていきます。

次に筆を使っての絵付け。最初に目の位置を決めて表情を描き、次に木地を逆さに持って前髪が揃うように上から下へ向けて髪を描く。頭部が終わったら胴体へ柄を描いていくというのが一般的な手順だそうです。

作業の途中には休憩タイムを。用意されたお茶請けは、ベビーカステラ「とりみのどんぐり」と「ゆり根かりんとう」という2種類の由利本荘市産品。カステラは子どもたちに、かりんとうは大人に好評でした!

体験の後半に入ると、皆さん一筆一筆丁寧に心を込めて仕上げて行きます。その真剣な表情は子どもも大人も変わりなく、時間を忘れて没頭しているような印象です。

そして体験終了と同時に、皆さんが絵付けした「世界に一つだけの本荘こけし」が完成しました!

最後は完成した本荘こけしを手に持って、みんなで記念撮影。こちらは子どもとそのご家族が参加した第1部の皆さん。ゆりほん保育園遊学の体験家族が3組もいて、当時を懐かしみながらの近況報告など、本当ににぎやかで楽しい回でした♪

こちらは一般参加の第2部と第3部の皆さん。講師と面識のあるこけしファンの方も多く、また昨年のごてんまりミーティングからの連続参加の方もいるなど、由利本荘市とのつながりを持ちつつ、こけし愛あふれるメンバーが集まった和やかな回でした♫

参加者の皆さん、限られた時間の中で集中力を注いだこけしの絵付け作業、たいへんお疲れさまでした。お帰りの際に手土産としてお渡ししたのは、本市の地域おこし協力隊が手がけたリンゴジュースと講師が作成したリンゴ型ブローチのセット。こちらの娘さんは、パパにブローチをつけてもらい最高の笑顔でピースしてくれました!

 

そ・し・て、続きは夜の部へ。有楽町駅近くの交流会会場『ハタハタ屋敷』へ移動。先ずは交流会に先立ち、限定こけし(来年の干支にちなんだ蛇使いこけしセット)などのミニ販売会が開催され、大盛況となりました。

販売会の熱気が一段落したところで、皆さんお待ちかねの乾杯でーす♫

こちらのお店は店名のとおり、ハタハタや比内地鶏など秋田の食材を使った郷土料理や、秋田の地酒などが提供されるお店。中でも一番人気だったのは、お店のコース料理とは別に提供されたスペシャルメニュー『秋田由利牛ローストビーフ』でした!!

秋田の郷土料理と地酒に舌鼓をうち、講師とのこけし談義に花を咲かせる皆さん。楽しく充実したひとときはあっという間に過ぎていき・・・帰りがけには、店前のビッグナマハゲと一緒にほろ酔い気分で記念撮影するのでした。

今回の企画で、新たに由利本荘市に興味を持ってくれた方や、再び由利本荘市との関係を深めてくれた方がたくさんいらっしゃって、主催者としてはうれしいかぎりです。このたびはご参加いただき、本当にありがとうございました🙏

 

 

 

余談ですが、交流会で提供されるはずだった、地元でも入手困難な純米吟醸酒『百竈(ひゃくかまど)』は、無情にも絵付け体験会場から返送した荷物の中(余ったリンゴジュースパックの山積みの下)から発見されました。

このお酒を楽しみにされていた方には、誠に申し訳ありませんでした。今回のイベントにおける最大の反省点となってしまった百竈紛失事件について、事務局ではこのお酒で杯をかわしながら重々反省したいと思います。。。