はじめてづくし!嬉しい移住!

9月1日、今年度14組目となるご家族が移住されました。
ご家族(両親とお子さん2人)が移住されたのは、本荘地域中心部から車で10分程の「横山(よこやま)町内会」(今野正人会長)。横山町内会は「日本昔ばなし」に出てくるような里山町内で、全15世帯が静かに暮らしています。
今回の移住、これまでの移住とは少し異なり、たくさんのご縁とご協力により実現しました。少しご紹介したいと思います。

【その1:空き家のご提供】
横山町内を離れてしまったご家族より、約2年前に「仕事づくり課」に空き家の利活用についてご相談がありました。「もし移住で活用の見込みがあるのなら…」とのことでした。自分たちは事情により由利本荘市を離れてしまった。しかし、空き家となった自宅はまだあり、時々帰省し手入れをしているので住むことが可能。解体しようかとも考えたが、高齢化、少子化が進む横山町内、また本市の人口減対策の一環として移住に貢献できるのならぜひ利活用してほしい、との所有者さんの高い志が発端でした。不動産事業者を通さず、空き家の利活用の相談ははじめて。とても嬉しく意気に感じました。
ご提供いただいた空き家は、お住いのころ農業を営まれていただけあり、とても大きく昔ながらの立派なお宅でした。敷地も広く、家庭菜園はもとより、子供が走り回れるほどの庭がある十分な広さです。本荘地域の中心部にも近く、とても可能性に満ちた「住まい」という印象を持ちました。何かがはじまる期待感がありました。

【その2:「就農」目的のご家族と連携サポート】
今年4月、はじめて「新規就農」をお考えのご家族と出会いがありました。両親と元気なお子さんの4人ご家族。「就農」しようと思った理由、そして由利本荘市をその候補地として選んだ理由などを伺いました。とても前向きで、そして自分たちのライフスタイルをしっかり持っているという印象を受けました。「就農」の関するサポートは、市「農業振興課」と「農業委員会」が、「住まい」や「暮らし」に関するサポートは「仕事づくり課」が担当し、連携を取りながらサポートさせていただいました。この「就農」による移住、そして他部署と連携を図りながらの移住の実現も実ははじめてのことでした。

【その3:温かく受け入れてくれた町内】
移住ご家族が引っ越しされた際、所有者さんのお取り計らいで、横山町内今野会長さんへごあいさつに。その後もご近所周りをしたところ、町内のみなさんが温かく歓迎してくださり、喜んでくれたそうです。
9月2日、町内恒例の「秋祭り」に合わせ、移住ご家族の歓迎会を開催していただきました。町内あげての歓迎会もはじめてのことでした。数少ない子どもさんの元気な様子に目を細める町内のみなさんがとても印象的でした。

はじめてづくしの今回の移住。しかし移住されたご家族、そして横山町内にとってはこれからが長く、本当の暮らしがはじまります。月並みですが、仲良く、そして賑やかに、そしてご家族、町内に新しい風が吹くことを願っております。