【レポート】「山を守る、育てる」~杜人プロテクト株式会社~

移住支援課では、できるだけ現場に足を運ぶことを心がけています。直接お会いし、話しをうかがい、そして実際に見て、触れて、時に体験させていただいてます。この日は、林業の現場を知ろうと「杜人プロテクト㈱」様へご依頼し、作業現場の視察と植林体験をさせていただきました。

「杜人プロテクト株式会社」(代表取締役 本間慎二氏)は、植林を主体とした言わば森を育てる会社。林業のお仕事と聞くと重機などにより伐採の映像が思い浮かび、どちらかと言えば男性が多いイメージがありますが、こちらの会社は、伐採後の山肌に一本一本植林していくお仕事。重機の音もなく、鳥の鳴き声、風の音が聞こえる穏やかな現場です。しかも若い社員さんが多く、また堀井部長をはじめ女性社員さんも頑張っています。その理由も知るべく、移住相談員の伊藤と自然大好き地域おこし協力隊の木内とが訪問させていただきました。

<6月26日(月)快晴 体験当日>
各々で現地到着。顔合わせ後、作業現場を目指し、急な山道を登っていきます。

作業現場に到着。見晴らしの良さと急斜面とのギャップに少々戸惑い(汗)。

作業内容の説明を受け、実際に植林体験をさせていただきました。

最初、急斜面で足場を確保するのが難しかったですが、作業を進めるうちに徐々に慣れてきました。
定植のための穴掘りは思いのほか重労働。でも女性でも充分できました。

本間社長が山のことを優しく教えてくれました。

定植するエリアは、一人一人に任されるので、作業中はほぼ一人状態。なので自分のペースで黙々と作業に打ち込むことができます。

心地よい山風を受けて、自分が植えた苗を眺める。
この木が大きくなるのは、何十年も先のこと。その頃、この景色はどうなっているんだろう。変わらず美しいままでいて欲しい、と感じずにはいられませんでした。

本間社長さんをはじめ、杜人プロテクトの社員さんからは、山を守る、育てるこのお仕事への誇りと責任を強く感じました。
厳しいお仕事ですが、それ以上にやり甲斐があり、気持ちが晴れやかになりました。
また本間社長さんのお人柄の良さと社員さんへの心配りがジーンと伝わってきました。素敵な会社です。
素敵な会社は、素敵な社員さんで成り立っていることを実感しました。

最後に今回現場にいた女性たちだけで記念撮影。
これを見て植林のお仕事を希望する女性が出てきてほしいな。