8.16 お盆玉

お盆を故郷で過ごした人たちのUターンラッシの影響で、お盆最終日の羽後本荘駅は帰省客や見送りの家族らで混雑していました。
久しぶりに会えたであろう孫や親戚の子どもと写真を撮ったりし、ともに過ごした家族らとの別れを惜しむ姿が見られました。

明日以降は各々の日常に戻っていくのだなと少し寂しさを感じながら、私の手元には3つの「ポチ袋」

みなさんは「お盆玉」という言葉はご存じでしょうか?このポチ袋はお盆玉を渡すために準備したもの。
その名のとおりお盆の時期に渡すお小遣いのことを言い、お正月に渡す「お年玉」の派生となります。
但し、大きな違いとして「お年玉」は親から子、祖父母から孫など、年長者から年少者に渡すことが一般的ですが、
「お盆玉」は年少者が年長者に、つまり子が親に対し「帰省の際の心付け」という形で渡すケースが存在します。
これにより、帰省した子が親にお盆玉を渡す事で、もてなしが更に豪勢となり食べきれない量の料理が食卓に並ぶこともしばしば。。。(笑)

大人にとっては金銭的な負担も増えることから迷惑に感じることもありますが、お盆で久しぶりに会えた孫などを喜ばせたいという気持ちから
全国的に広まりつつある「お盆玉」。私の家ではご先祖様を供養すると同時に親孝行の一環としてお盆玉が習慣として古くから続いています。

手段はどうあれ「人に喜んでもらいたい」という気持ちや文化が親から子へ引き継がれていけばいいな。

【記事:さわい】

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