ヒロシです。先日、由利本荘市消防訓練大会が秋田県消防学校(岩城地域)で行われました。
開会式にはヒロシの所属する西目分団を含め8つの分団が参列。例年、炎天下での開催となることも多かったのですが、コロナ禍以降は式が簡略化されたこともあり、団員への負担軽減が図られています。
そして、大会で競われたのが『小型ポンプ操法』で、ざっくり言うと隊員4人がホースやポンプを操作して、動作の正確性と標的を倒す早さを競います。
今回の出場隊は、各分団の大会を勝ち抜いた全8隊。それぞれの伝達講習会からこの日まで、訓練に明け暮れ身体も内蔵も疲労困憊の中、究極に仕上がった演技を披露しました。
『指』のゼッケンを着けた指揮者の号令のもと、『1』の1番員、『2』の2番員、『3』の3番員がそれぞれきびきびした動作で動き出します。
指揮者と1番員はホースを持って前方へと走り出し、3本のホースを延ばしながらつないでいきます。同時に2番員と3番員は、水槽から給水するための吸管をポンプに取り付けます。
次に吸管の先を水槽に入れて給水準備完了。3番員はポンプ脇で操作してポンプに水を入れ、いつでも放水できる状態で1番員の伝令を待ちます。
ホース結合を完了してポンプ前に戻ってきた1番員が、3番員へ「放水始め」の伝令。はるか先には『火』と書かれた標的があり、その手前で指揮者が注水体勢を取ろうとしています。
伝令を受けた3番員がポンプから水を送ると、標的付近から指揮者が狙い撃ち。この間、早い隊で40秒台前半、遅い隊でも40秒台後半という緊張の50秒間です。
その後は放水中止、排水、収納と動作が続き最後に撤収して演技終了です。
この日、西目分団の代表として出場したのは、ヒロシが以前所属していた第4部第2班(通称4の2)で、直属の後輩にあたります。4の2の皆さん、西目の大会から市の大会まで本当にお疲れさまでした。大会は終了しましたが、今後も地域防災の要として、災害時の出動や防火啓発活動など精進されますよう、よろしくお願いします(ロ_ロ)ゞ
ちなみに今回優勝したのは鳥海分団で、最優秀選手賞も受賞した鳥海分団の指揮者は、なんとヒロシと同い年(今年で53歳)。
方や、重厚で勇ましい活動服を身にまとい、未だに最高峰の演技で最強チームを牽引するナンバーワン指揮者。
方や、夏用の涼しげな制服を装い、開会式では退屈そうにカメラ目線を送る西目分団ナンバーツーのヒロシ。
立場は大きく違えど、同世代のレジェンドとして心からリスペクトするとともに、鳥海分団の由利本荘にかほ支部大会、そしてその後の秋田県大会での大躍進にも期待しているとです。ヒロシです、ヒロシです、ヒロシです。。。
【記事:ヒロシ】