東由利大琴地区を一望できる「高舘山（たかだてやま）」。長く地区の皆さんから親しまれてきたこの里山には「ぽろたん栗」の栗林が広がっています。地区の方々が定植したのですが、高齢化等の理由により栗林の管理が徐々に行き届かなくなっていました。

こうした現状と高舘山の里山としての魅力を感じた地域おこし協力隊が昨年から「東由利栗の里づくりプロジェクト」と題し、手始めに栗林の手入れを地域内外の方々と一緒にしてます。夏日を超えた先日、足を運んでみました。

栗林へ続く登り口には大胆でわかりやすい看板が（笑）。これだと初めて来た人でも一目でわかります。なんだかこの看板だけでWelcome感が伝わってきますよね。

こちらが栗林。下刈りされ、歩きやすく、風が通ります。こうした栗の木が約４カ所、計8,000㎡に植えられてるんです。

この秋、この栗林で栗拾いのイベントや栗を販売しての管理費確保等に向けて協力隊さんは頑張ってます。この栗林の管理、参加者を募集しており、毎月２回どなたで参加できます。お近くの方はもちろん、東由利ご出身の方で県外にお住まいの人に関心を持ってもらい、ぜひ一度足を運んでいただきたい気持ちです。

この高舘山、実は栗ばかりではなく、梅や山菜、野いちごの宝庫でもあります。集落から歩いてすぐにある魅力的な里山、結構急な坂道ですが、栗林から眺めは最高です。ぜひ体験して欲しいです。

///// 文：長谷部浩司 /////