6.12 木工職人工房から

昔からお世話になっている木工職人さんに会いに行ってきました。

「木育」を通じて10年来のお付き合いをしている木工職人さんです。

由利本荘市木工職人集団の「ことびら」の代表を務められ、白石市で開催された全日本こけしコンクールで入賞するなど、

本荘こけし工人としても活躍をしております。

最近、伺うことができなかったので、久しぶりに工房とギャラリーも見学させていただきました。

1階の工房には、新たに設置された木工機械をはじめ、整理整頓された道具類、地元産の木材もきちんと置かれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

工房内は、優しい木の「香り」と、木を削った「薫り」により、昔懐かしい感じになれるというか、

穏やかな職人さんの人柄と同じで心地よい空間になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2階のギャラリーには、切り方によって色んな木目がある木の器やランプシェード、市の誕生祝い品である

「よちよちとりっこキジ」など、数多くの手作り木工品が並べられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木工職人さんは、「フシや割れ目も欠点と見られがちですが、自然が作り出した同じものがない個性と捉えて、

ものづくりをしていきたい」と言っていました。

しばしば完璧さを求めがちですが、自然はその個性的な要素によって魅力的なものとなります。

自然やものづくりに限らず、個性や違いを受け入れ、尊重することが大事なことであると改めて「気づき」、

とても有意義な時間を過ごすことができました。

 

///// 文:佐藤 /////

 

 

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