実家では2月1日に仏壇や神棚におもちを供える風習があります。
小さい頃、祖母からは「成田山のお祭りで、うちの近所の同じ名字の家でやっている」と聞いて育ちました。
お供えするのは、ザラメを弱火にかけて作ったとろとろの餡を、さっと炙ったおもちにかけたもの。
枝を削って作った串にさしてお供えします。
至ってシンプルなおもちですが、私は小さい頃からこのおもちが大好きで、毎年2月1日が来るのが楽しみでした♪
高校卒業後に家を出てからも、2月1日になるとこのおもちが食べたくて、実家に帰りたいくらいでした(笑)
言うまでもなく、我が家の子供たちもこのおもちが大好きで、写真を撮ろうとしていたら、次々とお皿からおもちが消えていきました😅
この風習が「どうして、いつから始まった」というのは今となっては分かりませんが、
私もおもちを食べるだけでなく、少しずつ両親に教わりながら、代々引き継がれていく伝統や風習を子供たちに伝えられるようになりたいと思った令和7年2月1日の夜でした。
【記事;いとう】