本日(12月28日)、仕事おさめ。令和5年の「ひとこと日記」も本日が最後となります。この一年ご愛読いただきまして、本当にありがとうございました。
さて、2023年は移住支援課にとって、ある種実力を試されるような年でありました。昨年(2022年)、多くの関係機関、関係者の支援を受け、試行錯誤しながら取り組んだ「ゆりほん保育園遊学」が、想定以上の好影響をもたらし、また多方面から反響をいただきました。その「保育園遊学」を2023年も計画の柱に据え、更に都市部に暮らす学生の地方交流体験や地域おこし協力隊事業を併せて計画したことにあります。
3月から入念な準備に入り、4月スタート良くプレイベントの開催、定例の既定事業の実施、そして本事業を滞りなく、チーム一丸となって取り組みました。10月まではまさに怒濤の日々だったように思います。職員、相談員、地域おこし協力隊、本当によく頑張ってくれました。お陰様で、昨年以上の好影響をもたらし、私たちに大きな自信ももたらしてくれました。当然のことながら、関係機関、地域のみなさまのお力添えがあってこそで、スタッフ一同感謝している次第です。
この一年、仕事を通じ私が感じたことを2つお話しさせていただきます。
私たちが毎日同じように見えている景色(自然、町並みなど)、社会は日々変化しています。変化がないように見えるのは、進行の速度が遅かったり、荒廃や劣化等の変化を人が手を加え、変わらないように見せているからです。私たちが気づかない、見えないだけで、日々変化しています。当然のことです。時に私たちは日常においてそのことを忘れがちです。ややもすると、自分たちの地域はこのままだ、自分たちには関係のないことだと言って現実から目を背けてしまいがちです。
とても危ういことだと思います。私たちは、日々地域や社会、そして近未来に関心を持ち、考え、行動に移す、そうした心がけを持ち続けることが大切なのではないかと感じました。このままでいいのか、どうしたらいいか、まずやってみる!そんな意識が今こそ必要だと感じました。
もう1つは、夢や希望を語れる地域であり続けることの大切さ、責任です。
子どもや若者と触れ合う機会が多いため、彼らの輝く瞳、笑顔、声に何度となく勇気や気概をもらいます。一方、押し寄せる人口減少は、待ったなしの大きな課題です。子ども、若者が自分の地域を誇れず、夢や希望を持てない、語れない地域ほど悲しく、辛いことはありません。そうした地域にしない責任が私たちにあります。もちろん個人でできることではありませんが、まずは一人一人が意識を持つこと、それぞれの組織が協力し合うことが大切だと感じました。
最後に、来年は「辰年」。龍のごとく力強く、活気づく一年であって欲しいです。来年もまた移住支援課スタッフ一同、一丸となって業務に取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。今年一年お世話になりました皆々様のご健康とご多幸をご祈念するとともに、来る年が良い年でありますことをご祈念申し上げます。良いお年をお迎えください。
移住支援課長 長谷部浩司