ゆりほん保育園遊学体験レポート No.3

* 東京都在住 Hさん一家 *

   

  • 体験期間:  2022年 10月中旬
  • 体験人数:  3人(父・母・子1人)
  • 体験保育園: えみの森

 〇「ゆりほん保育園遊学」に応募したきっかけを教えてください。 

息子がコロナ禍に生まれ、なかなか旅行を含めた外出、人や自然との触れ合いの時間をもたせてあげられる機会は極端に少なかったと思います。子どもの体だけでなく、心の健康のことも考えると、外でのびのび遊んだり、土と触れ合ったりと、除菌する以上に子どもを守るための大切な経験があると考えて、いつかは自然の多い場所でのびのび生活したいと思っていました。ぜひ応募をしてみたい!と、募集を見てほぼ即決でした。

 

 〇「ゆりほん保育園遊学」に期待することは何ですか? 

息子は人見知りなので、大規模な保育園だと圧倒されてしまう…と思っていましたが、受け入れ先の保育園は園児数が20名と規模的にちょうどよいと思いました。また保育方針についても、子どもの主体性を大切にしていただけそうなので、自然の中で息子が興味をもったことに寄り添っていただき、新しい興味や自然の中で遊ぶことの楽しさに出会ってくれたらうれしいです。

 

 〇お子さんが保育園で過ごして成長したと感じることがあれば教えてください。 

お昼寝の時間に眠れないときには静かに遊ぶ・小声で話す、給食が終わるまではテーブルに着き終わったら遊ぶなど、ルールやマナーのようなものを理解し、行動できるようになっているように思いました。また、友達とおもちゃで遊ぶ中で、待つこと・貸してあげることなど、大人の働きかけなくできるようになってきたような気がします。
普段通っている保育園でも大人しいと言われるほど人見知りがあり、外ではほとんど自己主張をしないのですが、嫌なことは嫌と自分を出せたり、悔しい思いややりすぎたという後悔など、いろんな気持ちを経験できたと感じています。
一番の成長を感じたことは、いつも私たち(夫婦)任せな甘えん坊なのに、かなり進んで自発的にいろんなことにチャレンジできていたこと。普段だっこをせがみほとんど自分で歩かないのですが、初めの頃から自分の足で歩き、自分で遊びたいおもちゃを見付けに行っていました。

   

 

 〇リモートワークはされましたか? 

夫婦ともに、市営住宅とえみの森で、計4日間行いました。

 

 〇地域活動(就労体験・ボランティア活動)には参加されましたか? 

きのこ狩り、さつまいも堀りなどを体験しました。

   

 

 〇保育園や地域活動以外で、訪れた場所や体験した活動はありましたか? 

おもちゃ美術館、道の駅、発酵複合施設の「田屋」、黄桜温泉「湯楽里」などを訪れました。

 

 〇保育園、滞在施設のことなど含め、「ゆりほん保育園遊学」を体験されての感想を教えてください。 

日常を忘れた10日間。「これは現実だったんだろうか?」と思うような、別世界にワープしていたような、なんだかふわふわした不思議な感覚でした。全くゆかりのなかった場所で、こんなに皆さんと楽しく会話したり笑い合ったりできるなんて、来る前は想像していませんでした。息子も思った以上に馴染んでくれました。
振り返ると、一番よかったのは、やはり皆さんの人柄、受け入れてくださる方々の気持ちなんじゃないかと思いました。「真心」とでも言うんでしょうか。不便な点は、ある程度不便なままがむしろ楽しいかもしれない。ただの便利さとは違う、地元らしい(素朴な)もてなしが心地よかったんだと思いますし、また来たいなと思えた理由です。10日間を振り返ると、真っ先に皆さんの笑った顔が映像として思い浮かびます。「ただいま」と言える関係になっていれたらうれしいです。