- 体験期間: 2022年 10月上旬
- 体験人数: 4人(父・母・子2人)
- 体験保育園: えみの森
〇「ゆりほん保育園遊学」に応募したきっかけを教えてください。
新たな環境に身を置き体験することで、子どもたちにとって学びや自信につながると思ったからです。
徒歩圏内に何でもお店がある、人がたくさんいる東京。それもまた魅力ではあるのですが、自然豊かで地域住民の輪がある。今暮らしている場所だけでなく、広い視野や価値観を由利本荘市で見つけることができたら素敵だと思いました。
〇「ゆりほん保育園遊学」に期待することは何ですか?
子どもたちには、園長先生や先生方、子どもたちとの触れ合いを通じて、よりたくましくのびのび過ごしてほしいです。大好きな虫探しや初めての収穫体験ができたら財産になると思います。
私自身も元保育士なので、今後のために、少人数だからこそできる一人ひとりへの配慮や、遊びを学ばせていただきたいです。
〇お子さんが保育園で過ごして成長したと感じることがあれば教えてください。
自分から挑戦してみる気持ち、ルールを理解しようとする姿勢、初めてのお友達に話し掛ける勇気、大人の手を借りずに子どもたちだけで楽しもうとする姿などが育まれたと思います。これまでやったことのないことでも意欲的に取り組む姿勢が見られたり、短い期間でも友達と一緒に遊ぶこと、仲良く過ごすことができたりしたことは成長だと感じました。
慣れてくると、保育園へのお迎えの際、「もっと遅く来てほしかった!」と言われるほど、甘えたりイタズラしたり、心を開いてくれるようになったと思います。
〇リモートワークはされましたか?
夫のみ、市営住宅とえみの森で、計2日半行いました。
〇地域活動(就労体験・ボランティア活動)には参加されましたか?
ミニトマト農園の収穫体験、稲刈り、畑仕事の手伝い、牛舎の訪問、軽トラ市の見学、鍋っ子などに参加しました。
〇保育園や地域活動以外で、訪れた場所や体験した活動はありましたか?
フリーの日があったので、午前は「鳥海山おもちゃ館」に行き、午後は近隣の地域の方のお宅へお邪魔して、サツマイモ堀りを体験してきました。
「鳥海山おもちゃ館」は、同じように都内にある旧小学校をおもちゃ美術館にしている施設よりも、よりレトロな雰囲気で、こじんまりとしている中にも子どもたちが楽しめる&木々を使った癒しの空間づくりの工夫がしてあるのが印象的でした。
サツマイモ堀りは子どもたちが初めての経験でとても喜んでいましたし、飼われている犬の散歩をさせていただくなど、何だか実家に帰ってきたかのようなアットホームな時間を過ごさせてもらいました。
〇保育園、滞在施設のことなど含め、「ゆりほん保育園遊学」を体験されての感想を教えてください。
保育園の先生方や子どもたちの優しさや温かさを感じました。子どもたち一人ひとり、個性はあるものの、みんな素直でまっすぐな育ちをされているな、という印象でした。
時間に縛られず、自然の中で好きな遊びを好きなだけできる環境は、都内や大人数の園ではなかなか難しいことです。子どもたちは、大好きな虫やカエルを捕まえることができたり、小川を使って遊んだりと思う存分に楽しんでいました。
地域活動の体験では、普段見ることができない景色、また何気ない会話の中にある方言や訛り、歴史あるご実家の温かい雰囲気やご夫婦のやりとりなど、ホッコリとする場面がたくさんありました。みなさん初対面にかかわらず、とても親切にまた温かく教えてくださりうれしかったです。様々な体験をできたことが、家族みんなにとって、食の大切さやありがたみを感じられる機会にもなりました。