GW明けまで桜を楽しめる東由利地域「八塩いこいの森」。
ここでは「御衣黄(ぎょいこう)」と「鬱金(うこん)」という
品種の黄色い桜を見ることができます。
「御衣黄」は緑がかった黄色で、さわやかな色。
「鬱金」は淡い黄色で、ピンクの八重桜と並ぶと、美しいコントラストとなります。
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黄桜は旧東由利町の町花ですが、いきさつがユニーク。
ここにあるダム湖の周りを桜の名所にしようと吉野桜を植えたのですが、
いざ花が咲いてみると、黄色い桜があってびっくり!
手違いにより苗木に「御衣黄」が混ざっていたのです。
しかし、これは珍しいし、とても美しい、
よし、これで名所を作ろう!と植樹が進み、やがて町の花になったのでした。
当時の人たちの機転の素晴らしさと、黄桜をつないできた努力に感服です。
写真は日曜日に撮影したもので、今は少し花のころを過ぎてしまいましたが、
まだまだ楽しめるようです。
5月15日まで観桜会期間となっていますので、
春の名残を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか。
【文:さとう】